転勤や留学で中国に渡る方は多いと思いますが、その場合には引越しという形で、大量の荷物を送る必要があります。
この荷物の発送という点について、日本郵政や宅配会社等のWebサイトやブログで方法や注意点が様々に解説されている一方で、「受取り」に言及しているものは少ないのではないでしょうか。そこで、今回は中国郵政Webサイトでの配送状況確認、また荷物が税関で引っかかった場合の対応法を紹介します(全3回)。
なお、本記事で掲載するのは、日本郵便のEMS、航空便、SAL便または船便を利用した場合の例です。
第2弾:郵便局からの通知と受取りに必要な書類
第3弾:税関に止められた荷物の引取り場所と手順
個別番号検索 - 日本郵便
荷物を送った時にもらえる伝票の控えを見て、番号を入力・検索しましょう。こんな画面が表示されます。

(画像は受取りまで終了した荷物のものです)
注目は下から2番目の「保管」。覚えておきたいのは、配送状況に「保管」と表示された場合、その荷物は基本的に伝票通りの宛先には届かないということです(関税が課せられるかは、この段階ではまだ分かりません)。本記事および続編で対象にするのは、このような表示が出た荷物の対応法です。
なお、Web上では「日本郵政の『保管』だけでは状況が分からないので、中国郵政のページでも追跡すべし」といった助言が見つかるので、念のため確認してみます。
さて、英訳版での検索結果がこちらです。

日時の部分を見るに、日本語で「保管」となっていた部分が英語では「attempt delivery」となっています(中国語では「试投」)。字面通り読めば、「1回配達しようとしてくれた」かのように見えますが、実は配送されていません。
というのは、実はこの「保管」「attempt delivery」が表示された時、荷物はほぼ確実に税関で止められているためです。
日本語の配送状況で「通関手続中」をクリアしているにも関わらず、です。いくら受身で待っていても、荷物が再配達されることはありません。当初私も分かっていませんでしたが、その事実を知ったのは、上海の郵便局から通知が来た時です。
次の記事では、郵便局からの通知を受け取った後、荷物を取りに行く場所と方法を説明します。
その後、別の荷物が税関に引っ掛かりました。
今回の追跡情報は以下のように表示されています。

このように「通関手続中」と表示され、税関で止められることもあるようです。
この場合は、結局関税を支払う結果になりました。
なお、紙媒体での通知は、次の記事で紹介するものと同様のものが届きました。
この荷物の発送という点について、日本郵政や宅配会社等のWebサイトやブログで方法や注意点が様々に解説されている一方で、「受取り」に言及しているものは少ないのではないでしょうか。そこで、今回は中国郵政Webサイトでの配送状況確認、また荷物が税関で引っかかった場合の対応法を紹介します(全3回)。
なお、本記事で掲載するのは、日本郵便のEMS、航空便、SAL便または船便を利用した場合の例です。
第2弾:郵便局からの通知と受取りに必要な書類
第3弾:税関に止められた荷物の引取り場所と手順
まずは日本郵便Webサイトで配送状況確認
送った荷物の状況が気になる時は、まず日本郵便のWebサイトで確認します。個別番号検索 - 日本郵便
荷物を送った時にもらえる伝票の控えを見て、番号を入力・検索しましょう。こんな画面が表示されます。

(画像は受取りまで終了した荷物のものです)
注目は下から2番目の「保管」。覚えておきたいのは、配送状況に「保管」と表示された場合、その荷物は基本的に伝票通りの宛先には届かないということです(関税が課せられるかは、この段階ではまだ分かりません)。本記事および続編で対象にするのは、このような表示が出た荷物の対応法です。
なお、Web上では「日本郵政の『保管』だけでは状況が分からないので、中国郵政のページでも追跡すべし」といった助言が見つかるので、念のため確認してみます。
2.中国郵政のページで配送状況確認
中国郵政の追跡用ページは、2018年2月現在、中国語版しか存在しないようです。本記事は中国語ができない方もご覧の可能性があるので、外部団体が提供している英訳版を利用します。さて、英訳版での検索結果がこちらです。

日時の部分を見るに、日本語で「保管」となっていた部分が英語では「attempt delivery」となっています(中国語では「试投」)。字面通り読めば、「1回配達しようとしてくれた」かのように見えますが、実は配送されていません。
というのは、実はこの「保管」「attempt delivery」が表示された時、荷物はほぼ確実に税関で止められているためです。
日本語の配送状況で「通関手続中」をクリアしているにも関わらず、です。いくら受身で待っていても、荷物が再配達されることはありません。当初私も分かっていませんでしたが、その事実を知ったのは、上海の郵便局から通知が来た時です。
次の記事では、郵便局からの通知を受け取った後、荷物を取りに行く場所と方法を説明します。
追記: こんな表示の場合もあるようです(2018/8/6)
その後、別の荷物が税関に引っ掛かりました。
今回の追跡情報は以下のように表示されています。
このように「通関手続中」と表示され、税関で止められることもあるようです。
この場合は、結局関税を支払う結果になりました。
なお、紙媒体での通知は、次の記事で紹介するものと同様のものが届きました。
コメント
コメント一覧
記事を読ませて頂き大変勉強になりました
私、中国に住む恋人にEMSを発送したのですが
ステータスが以下のようになっておりました
引受
国際交換局に到着
国際交換局から発送
税関検査のため税関へ提示
国際交換局に到着
税関から受領
国際交換局から発送
となっていたのですが、投稿者様の記事を拝見させていただくと、ここからうまくいかない事があるのでしょうか
恋人が関税かかるなら要らないと怒っていて大変不安です
どうかご協力お願い致します
コメントをありがとうございました。
「ここからうまくいかない事があるか」という問いに対しては、「あり得る」という回答になります。
私の例でも、「国際交換局から発送」の後に「保管」となり、税関に止められました。
100%引っ掛かるわけではありませんが、贈り物の場合、税関に止められると関税がかかる可能性が高いです。
関税がかかるようなら、支付宝や微信支付でその分のお金を送金し、ご機嫌を取るしかないでしょうか(;_;)
経験に基づいた知識を教えてくださりありがとうございます
やはりそうでしたか、無知なゆえ7万円程のバッグを1つ送ってしまい、関税がいくらかかるかを考えるとぞっとしてしまいます
むぴぴ様の仰る通り支付宝か微信红包で対処するのがベターですね
再度お伺いして申し訳ございませんが、恋人が受け取りを拒否して日本の帰ってくるまでは大体目安どれくらいでしょうか
3月の11日から中国に戻りますのでそれまでに返送されればいいのですが
度重なる質問申し訳ございませんがよろしくお願い致します
EMSの返送は「空輸(Air)」扱いになり、返りは行きの倍以上の日数がかかるという情報はありました。
国が違いますが、ご参考まで。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1095561855