前回からの続き、「中国行き引越し荷物が届かない」の第3弾です。
今回は、受取場所までの行き方と、受取り手順を説明します。

第1弾:郵便追跡システムからの配送状況確認
第2弾:郵便局からの通知と受取りに必要な書類

1.受取場所

荷物が保管されているのは「上海邮政速递物流国际枢纽」という、虹橋空港付近にある上海郵便局の国際物流センターです。
2020/11/23 修正
現在は、
静安区沪太路841号5楼の「中国邮政集团上海市国际分公司」が受取場所とのことです。

大きな荷物が2個を超えると公共交通機関では運びづらいので、使える人は社用車等で、使えない人は(少なくとも帰路は)タクシーがいいと思います。荷物がダンボール1~2個なら、空のスーツケースを持って行き、現地で移し替えるのもアリです。

2.受取り手順

大まかには、以下のような感じです。センターの職員によっては、英語も多少通じます。
(注:以下の写真は旧受取り場所の
「上海邮政速递物流国际枢纽」の様子です。参考まで)

(1) センターに入って右手の「咨询服务台(Advisory Service)」で、通知と発送伝票写しを見せる(前回の記事を参照)
entrance (1)
(2) 送った荷物の内容物を申請する書類を渡される(=前回記事で言及した「現地で記入する書類」)。
sample
この時、発送時に記入したinvoiceの写真が手元にあると便利です。
(というより、invoiceがないと、内容物を全部書き出すのは困難です)
invoice
(3) 申請書に必要事項を記入し、パスポートやそのコピーなど、他の必要書類と共に最初の咨询服务台に手渡す。
   書類が揃っていれば、受付番号の札を渡される。
(4) 入口から見て右手奥のカウンターに、自分の番号が表示されたら赴く(中国語の音声案内もアリ)。
   呼ばれるまでは、ベンチに座って待つ。
(5) カウンターに呼ばれたら、必要書類一式を職員に手渡す。 
   処理が終わると、新しい番号札を渡される(発送した荷物の追跡番号下7桁)。
number

(6) 再びベンチで待ちつつ、入口から見て正面のディスプレイに番号が表示されたら、指定の窓口に赴く(下2桁のJPは省略されて表示される)。
signboard
   窓口は要関税支払いか、受取りだけかにより、表示される欄が異なる。
  ちなみに、税金の支払は現金のみなので、注意。

3.荷物を受け取る

番号が表示され、(場合によっては税金を払い、)入口から向かって左奥の窓口に行くと、番号札と交換で荷物が出て来る。職員から渡される書類にサインをして、受取り完了。
box
なお、毎回ではありませんが、チェックのために荷物が開封されていることも。その場合は、下の画像のように「チェックして、もう1回封をしたよ」という旨のシールが貼られています。
Opened
ともあれ、これで受取り完了です。私はダンボールの中身をスーツケースに移し替えて、バスで持ち帰りました。

ご質問があれば、可能な範囲でお答えしますので、コメント欄に入力してください。