梅雨時が迫る頃の花といえば、日本ではアジサイ(紫陽花)です。日本の大部分と気温が近い上海でも、ほぼ同じ時期に見頃を迎えます。ちなみに、中国語名は绣球花(xìuqíuhuā)。
ところで、日本でも当てはまると思いますが、アジサイは結構どこでも咲いています。わざわざ「名所」を探さなくても良いほどです。
そんなわけで、今回私は、「一般的な花なら咲いてそうな大型公園」代表の、世纪公园(世紀公園)に行って来ました。
結論としては、気軽に見に行くなら十分イイ感じという感想です。
どこにある?
世紀公園は浦東の陆家嘴から遠くない場所(地図中「1」)にあり、地下鉄2号線「世纪公园」駅(地図中「2」)からすぐです。
ただし、園内でアジサイが咲いている場所は要チェック(地図中赤丸地点)。実は、「世纪公园」駅近くの入口からは反対方向の1号門付近に咲いています。とはいえ、地下鉄2号線「上海科技館」駅から歩くのも結構遠いので、「世纪公园」駅から行く方がまだ良いと思います。
園内の様子
アジサイが植えられているのは園内の一区画ですが、見応えはまずまずです。
花の密度が高めなので、撮影時の前ボケ・背景ボケはやりやすいと思います。人物を主役にしたポートレートを撮っている人もいましたが、樹高が低いので、しゃがみか座りのポーズが中心になるかと思います。
普通のアジサイの他に、ガクアジサイ(額紫陽花)という少し違う種類も咲いていました。
一つ物足りない点を挙げるなら、青系の個体がほとんどなかったこと。世纪公园に限りませんが、上海で見るアジサイは赤やピンクが多数派のように思います。本記事のトップ写真は比較的青に近い紫ですが、一番青っぽいものでも、その程度でした。
以上、上海・世纪公园のアジサイレポートでした。
アジサイが植わっているのは広大な公園内の一部分ですが、見応えは悪くないです。市中から便利にアクセスできる立地にあり、気軽に梅雨時のアジサイを楽しむのであれば、十分に行く価値があるのではないでしょうか。
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